UA-201604397-1

世界の天文台が集まるカナリア諸島から宇宙を観る

講師紹介

櫛田 淳子

くしだ  じゅんこ

東海大学教授

東海大学で物理を教える傍ら、長期休暇などを利用してカナリア諸島で天体観測をしています。

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この夏、オンラインだからこそできる
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TEL:0120-934-283

講師に直接インタビュー

インタビューの様子:https://youtu.be/FCckyax4M_E

今回の授業で、どんな内容を教えていただけるのか…という前に、櫛田先生は、普段はなにをしていらっしゃるんですか?

櫛田淳子さん

普段は大学で学生に物理を教えています。

ただ、大学の先生は大学で授業をする以外にも、自分の専門の研究をもっています。

それで、カナリア諸島で天体観測を研究として行っています。

あの…。普段はカナリア諸島で天体観測をしている…という時点で「ん…?」という感じなんですけど。

カナリア諸島に行っているってことですか?

櫛田淳子さん

そうです、そうです。

大学の夏休みとか春休みとか。1か月くらいお休みになります。

そのときに、カナリア諸島に行って天体観測をしています。

とうことは、櫛田先生のパスポートには、カナリア諸島ばっかりスタンプが押されているっていうことですか?

櫛田淳子さん

そう、そう。年に1度くらい行っています。
ちょっと今は、コロナ禍ということで行けてないんですけど。

普段は春か夏に1か月くらい滞在して、天体観測をして。
で、データを持って帰ってきて、日本で授業を行いながら、データを解析して、こんな新しい発見があった…ということをやっています。

先生、標高2200mの地点にある天文台で、直径17mもある天体望遠鏡を使って天体観測しているって伺っているんですけど…。

櫛田淳子さん

そうなんです。

天体望遠鏡
天体望遠鏡

この、私の後ろに映っている望遠鏡なんですけど。
直径17m。地上2200m。山の上にあるんです。

2200mって高山病になるレベルですよね?

櫛田淳子さん

そうです。
カナリア諸島に着いて、車で山を登って観測所に向かうんです。

雲の上に観測所があるので、登っている間に急に空が晴れて。
そのあたりで、「あれ…?体ダルイかな」みたいな。

数日間は、やっぱり空気薄いかな…みたいな。高山病のような症状が出ます。

数日もすれば体が慣れるんですけど。

直径17mの望遠鏡ですよね?

櫛田淳子さん

そうです。

エヴァンゲリオンが全長40mなんです。
エヴァンゲリオンの半分って思っていただけると、イメージしやすいかもしれないですね。

櫛田淳子さん

そうですね。

ちなみになんですけど。

RX78ガンダムが、全長18mなんですよ。
なので、ガンダムと同じくらいの望遠鏡ってことですね?

櫛田淳子さん

あ、そうなんですか。

この望遠鏡、すごい速さで動くんです。新発見の天体の方向に動くときには、きっとガンダム並みの速さで。
すごい速さでガーっと天体の方向に動く、すごい高性能の望遠鏡なんです。

なるほど。
ちなみに、ホワイトベースは横幅202mです。
いらない情報ですけど…(笑)

櫛田淳子さん

この2台の望遠鏡の感覚は100mくらいです。

なので、ホワイトベースの半分くらいの距離に、この望遠鏡が並んでいるっていう感じですかね。

すみません。無駄話が続いて…。

櫛田先生が、今回、授業をやっていただくにあたって。
どんな内容になるのか、お伝えいただいてもいいですか?

櫛田淳子さん

夏休みですので、みんながワクワクするような内容にしたいなと思います。

特にですね。天体観測とか、宇宙を研究している人って、どんなことをやっているんだろうって、みなさん、謎だと思うんです。

研究者って、現地ではどんな生活をして、どういう風に天体観測をしているのか。

きっと皆さんが不思議に思っているようなこと。
そういうことを、現地の写真や動画を交えて、天体観測ってこういうふうにやっているんだ…ってワクワクするような。

そんな授業にしたいと思っています。

実際に現地で撮っている写真とか動画とかを、授業で見られるってことですか?

櫛田淳子さん

はい。実際に望遠鏡が動く様子とか。

いろんな国の人たちが集まって、泊り込んで研究をしています。

各国の人たちと、どういう話をしているんだよ…とか。
みんな、こういうふうに一緒に楽しんでいますよ…とか。
こんな晩御飯を食べているんだよ…とか。

そういうふうな楽しい話も交ええて。

空は、こんなにキレイなんだよ…と写真とかも見せつつ、お話できたらいいなと思っています。

僕たち、一般の人は目にすることのない資料ですよね…。

櫛田淳子さん

そうですね。

しかも、どんな晩御飯を食べているのかまで、話ていただけるんですか?

櫛田淳子さん

話しちゃいます…(笑)

みんなが大好きな日本食まで話しちゃいます。

それ、面白い…(笑)

櫛田淳子さん

イタリア人、絶賛の日本食まで話しちゃいます。

公用語は英語なんですか?

櫛田淳子さん

そうです、そうです。

いろんな国の人たちが集まっているんですけれども、英語で話しています。

だから、「夕飯にこの魚を使うんだけど。日本語では〇〇って言うんだけど、英語では何ていうんだっけ?」みたいな。

英語圏の人じゃない人が集まって、みんなで英語を話しながらやるので。

そういうような、面白いエピソードも話せたらなって思っています。

裏話まで聞けるなんて!

コメントがたくさん届いています。

授業が楽しみっていう内容だけピックアップすると…。

「実際に観測をしている人の話を聞けるなんて贅沢ですね」
「行った気分になれそうです。」

など。

櫛田淳子さん

そうですね。

行った気分になってもらえたらうれしいなって思っています。

それこそ、空港から山を登っている様子とかですね。
そんな風景とか、目で見て楽しめるような紹介をしつつ。

でも、やっぱり宇宙の観測ですから。
空はこんなにキレイなんだよ…というのも見せられたらいいなと思っています。

「内容を見て、楽しそうって思った授業の1つです」っていうコメントが届いています。

それ、僕も分かるんです。
カナリア諸島から見る星はこんなんですよとか、観測する理由とか、いろいろ想像したので。

ところで、櫛田先生。隕石が何年後かに地球にぶつかるかもしれないのを、あらかじめ計算する…っていうのをよく聞くんですけど。

そういうのも、やっていらっしゃるんですか?

櫛田淳子さん

いえ。実は私は、もっと地球から遥か遠い、よその銀河の天体を観測をしているんです。

ブラックホールとか、超新星爆発って言ったような。
激しい天体活動を見ています。

ブラックホール…。

櫛田淳子さん

「隕石」って聞くと、けっこう近いなぁっていう感覚です。

もっと遥か宇宙を見るっていうような。
そういう研究をしています。

ブラックホール…みたいな謎の天体の話も、少しできたらなっていうふうに思っています。

ブラックホールの話、すごい聞きたいです!

櫛田先生、サラッと言いましたけど。別の銀河?

櫛田淳子さん

そうなんですよ。

我々の銀河じゃなくて、よその銀河を観測しているんです。
そこからして、不思議っていう感じでしょうか(笑)

櫛田先生、サラッと「隕石って聞くと近いなぁ」って言いましたけど。

一般人、だれも近いだなんて思っていないんで…。

ますます、楽しみになってきました

。櫛田先生の授業は8月11日(水)15時から。
トリの授業となっています。

最後に櫛田先生から、コメントをいただけたら嬉しいです。

櫛田淳子さん

私は、宇宙をカナリア諸島から観測する…という研究をしています。

みなさんが、夏休みの間にワクワクするようなお話ができたらいいなと思っています。

ぜひ、見てください。

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